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岩手大学サークルインタビュー

岩手大学では、約140もの課外活動団体があり、それぞれ活発に活動しております。ここでは、「岩手大学サークルインタビュー」と題し、各サークルに行ったインタビュー記事を掲載いたします。(岩手大学広報誌「Hi!こちら岩手大学」にも同記事を掲載しております。)

平成27年度インタビューinterview



水上でのバランス感覚、そして強靱な脚力や背筋力が必要とされる、「ボート競技(漕艇)」。岩手大学にも「漕艇部」があり、現在は5人の部員が所属している。彼らは、ボートのオンシーズンになると、御所湖へ通い、水上での練習に励む。決して恵まれた練習環境とはいえない中、精力的に活動を続けている漕艇部の部員2人に話を聴いた。


とにかく、つらい・・・

活動報告写真

今回取材を受けてくれた砂子田君、湊君がボートを始めたのは、高校生の時だという。家族にボート経験者がいたことや、高校にボート部があったことが2人に影響を与えたようだ。ボート歴は長い2人だが、「ボートの魅力は?」という問いには、「あるかな?」と首をかしげてしまった。実はボートは、練習もレースも、「つらい」の一言に尽きるのだという。
その理由の1つとして、ボートは実際に水上で競技が出来るシーズンが、4月~9月と限られているため、陸上でのトレーニング期間が長いということがあげられるようだ。漕艇部では基本的に、それぞれが自分で練習時間やメニューを決めているそうだが、陸上での練習では、「エルゴメーター」を使ったトレーニングをすることが多いという。(エルゴメーターとは、ボートを漕いでいる時と似た条件の負荷をかけて、トレーニングを行う器具のこと。)練習について砂子田君は、「水上では、風や波を感じたり、景色も変わったりと楽しさもあるのですが、陸上でのトレーニングは…。」と苦笑い。


底知れぬ達成感

活動報告写真

それでも、「練習やレースを終えた後の“達成感”はすごいです!」と湊君。競技そのものがつらい分、やりきった後の達成感も底知れないものなのだろう。また、練習場所である御所湖で部員たちの成長を見守ってくれるスタッフの存在も大きいようだ。湊君は、「一度御所湖へ行ったら、漕艇部をやめるにやめられなくなりました。」と、御所湖のスタッフのホスピタリティ溢れる対応について、笑顔で話してくれた。


ボートへの思い

活動報告写真

2人に今後の目標について尋ねると、「とにかく自分が速くなること、そして大会で優勝すること。」と、砂子田君。一方、湊君は、「続けることに意味がある」と、小さな目標を立てることの大切さを話してくれた。なんとなくアンバランスな2人にも思えるが、お互いに遠慮をせず、話したいことを話す様子からは、先輩後輩の壁を越えた仲の良さが伝わる。
そんな2人に共通しているのが、“ボートのことをもっと多くの人に知ってほしい”という思いだ。砂子田君は、「まずはボートを漕いでみてから、どんなものなのかを判断してほしい。」と語る。湊君も、「自分がボートを続けていることで、ボートに興味を持つ人が増えてほしい。」と話す。取材の始め、「ボートの魅力は?」という問いに、首をかしげていた2人だったが、最後の最後にボートに対する思いが伝わってきた。


体育系、文化系を合わせると。約140ものサークルや同好会がある岩手大学。高校までは、ドラマや映画でしかボートを見たことがなかった人たちも、岩手大学でボートの世界に足を踏み入れてみてもいいかもしれない。

 取材にご協力頂いた皆さん(学年は取材当時)
部長 工学部3年 砂子田晶(岩手県立盛岡第三高等学校)
キャプテン 工学部2年 湊俊顕 (岩手県立宮古高等学校)