The.就職


川口印刷工業株式会社
営業一部
大内田 晃子(人文社会科学部人間科学課程卒業)


就職活動はいつ頃から始めましたか?

3年生も終わりに近づいた1月頃から本格的に就職活動を始めました。合同説明会があれば参加しましたし、いくつかの会社の試験も受けました。おそらく足を運んだ場所は30あまり。とはいえ、自分自身、何がやりたいのかがわからないまま就職活動に入ってしまったため、いつも漠然とした不安がありました。そういう気持ちが面接官にも伝わってしまったのか、なかなか良い結果が出ませんでしたね。周りの友達がどんどん就職を決めていく中で、正直焦っていました。


厳しい就職活動をどう乗り切ったのですか?

内定の出ないまま、大学は夏休みに突入。焦る気持ちは絶えずありましたが、もう一度、自分のやりたいことを考えてみようと思いました。当時を振り返ると、それは自分自身を掘り下げる作業だったかも知れません。自分の好きなことは何か?自分がやりたいことは何なのか?いろいろと考えてみた時、自分がずっと「本」が好きだったことにいきつきました。「本」を作る仕事ならば、自分に向いているのではないか。そう考えるようになったのです。今の会社を志望した理由も、原点はここにあると思います。



今の仕事は、どんな内容ですか?また、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

印刷会社は、「完全受注型」といわれます。つまり、仕事の依頼を受けてから、すべてをゼロから作り上げていく仕事です。例えばポスターを作るとすると、デザイン、紙など、一つ一つの事柄を、お客様と相談しながら決めていきます。苦心した印刷物を納品する際に、お客様から「ありがとう」という言葉をいただける時が、この仕事をやっていて良かったと思う瞬間ですね。
去年は新人ということもあり、急な環境の変化についていけず、戸惑うことのほうが多かった気がします。この仕事、失敗したらどうしよう…。みたいな感じで、悪い方にばかり考えていました。今では気持ちの切り替えができるようになり、くよくよすることも減りました。そういう意味では、この一年で成長したかな。仕事も楽しくなってきました。


これから岩手大学を受験する高校生にメッセージをお願いします。

人文社会科学部は、人間情報科学、心理学など、人間の「心」に関する分野を学べる学部といえると思います。これらを学んでいる中で、自然に「気付く」、「考える」、「掘り下げる」という習慣が自然に身に付いたように感じています。仕事の中においても、お客様のニーズに「気付く」、アイディアを「考える」、より精度を高めるために「掘り下げる」、というように日々の仕事に役立っています。
大学にはいろいろな学部がありますが、人間の幅を広げるという点からすれば、人文社会科学部がベストだと思うし、私にはすごく合っていました。たとえ、生まれ変わって、もう一度大学に入るとしても、私は人文社会科学部に入りたい。それぐらい好きです。(笑)
将来何になりたいかまだ定まっていない、そんな高校生の方にはおすすめの学部。ぜひ受験してみてください。