「地域課題」


○ いわて情報ハイウェイを利用したIT遠隔地連携システムの構築
○ 国内最大廃棄物不法投棄サイトの環境再生システムの開発
○ 農村における農業・観光の活性化及び教育環境の改善

事業名:いわて情報ハイウェイを利用したIT遠隔地連携システムの構築

事業推進責任者:吉田等明(情報メディアセンター・助教授)
相手方自治体:岩手県、二戸市

事業の内容

 岩手県は、県内どこからでも公共情報や公共サービスが受けられる情報通信環境を目指して、マルチメディアに対応した高速・大容量通信網を整備しました。これが「いわて情報ハイウェイ」です。

 岩手大学では、この岩手情報ハイウェイを利用して、情報発信や情報交換を目的としてIT遠隔地連携システムを整備しており、これまでに、釜石市と水沢市とが結ばれています。

 今年度は、県北部の二戸市にも同様の設備を整備することとしており、各市を拠点に公開講座の配信、技術相談会の開催等を通じて広い地域との連携に役立てようとしています。



事業名:国内最大廃棄物不法投棄サイトの環境再生システムの開発

事業推進責任者:中澤 廣(工学部・教授)
相手方自治体:岩手県、二戸市

事業の内容

 岩手県と青森県の県境で、国内最大規模の廃棄物不法投棄問題が起こりました。廃棄物の投棄量が膨大であることに加えて、有害な多種・多様な廃棄物が複雑に埋められていて、廃棄物から溶出した有害物質が埋立地点の地下水や土壌を汚染し、さらに周辺への汚染の拡散の虞があることが明らかになりました。

 岩手大学では、正に喫緊の課題ということもあり、解決に向けて取り組みました。

 本事業では、本学の各研究分野の関連技術を融合・展開させ、環境浄化・再生システムを構築し、環境再生に向けた提案を行うことを目的としています。

研究テーマとスタッフ

1. 「侵出水中の有害物質の処理方法の開発に関する研究」
     工学部 海田輝之、伊藤 歩
2. 「不法投棄現場の環境再生に対する社会経済評価に関する研究」
     人文社会科学部 笹尾俊明
3. 「産廃撤去跡地における土壌微生物等の機能を活用した荒廃土壌の修復と植生回復について」
     農学部 立石貴浩
4. 「廃棄物撤去作業に伴うVOCS拡散状況のリアルタイムモニタリングシステムの構築」
     工学部 大塚尚宏、斉藤 貢
5. 「原位置における土壌水分特性測定法の開発」
     農学部 登尾浩助
6. 「ガスクロマトグラフを用いた不法投棄サイトにおける環境支障気体の挙動に関する基礎的検討」
     農学部 颯田尚哉
7. 「廃棄物溶融スラグの建設材料への有効利用に関する研究」
     工学部 藤原忠司、小山田哲也
8. 「物理探査による廃棄物不法投棄現場の地下情報の収集・解析について」
     工学部 越谷 信、山本英和
9. 「ザゼンソウ型バイオ発熱デバイスの環境浄化機能の収集・解析について」
     農学部 伊藤菊一
10. 「汚染土壌下での高等植物芽生えの形態形成と代謝生理反応」
     農学部 橋本良二
11. 「磁気分離らよる汚染土壌からの重金属の除去」
     工学部 中澤 廣
12. 「パプリックインボルメントによる産廃撤去跡地の地域デザインについて」
     工学部 安藤 昭


事業名:農村における農業・観光の活性化及び教育環境の改善

事業推進責任者:鈴木幸一(農学部・教授)
相手方自治体:花泉町

事業の内容

 本事業は、岩手県南に位置する花泉町並びにその周辺市町村における農業・観光・教育に関する重要要因を調査分析し、農業振興、観光資源の創出、教育環境の改善に向けて具体的な活性化方策を提案することを目的としたものです。

 特に以下の3点を中心に取り組むこととしています。

● 地場産品を活用した食品等の開発
● 花と泉の公園のボタン、ベコニアの品種改良と地場特産物の栽培技術の確立
● 幼稚園における親子関係改善による思いやり行動の実証実験