岩手大学創立70周年記念歌『虹の翼』
岩手大学創立70周年記念歌『虹の翼』
岩手大学は2019年で創立70周年を迎えました。それを記念し、岩手大学創立70周年記念歌『虹の翼』を制作しました。
作詞は、岩手大学教育学部卒業生で、俳人の照井翠氏、作曲は、岩手大学教育学部准教授大場陽子氏です。
70周年にふさわしい曲になっています。是非、お聞きください。
『虹の翼』(斉唱)はこちらからお聞きいただけます。

岩手大学創立70周年記念歌『虹の翼』
作詞 照井 翠
作曲 大場 陽子
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一、
咲く前の 花の蕾の
くれないに
誰もが生きたことのない
今日を朝日が生み落とす
憧れ胸に燃えたたせ
いのち一輪咲かせたい -
二、
ただひとり 何かを求め
旅に出る
あの日浜辺で目に留めた
虹のかけらを懐に
シャツ一枚の帆をあげて
大海原を航(わた)りゆく
三、
肩撫でて 白い翼を
広げよう
一度は破れかけた夢
繫ぎあわせて虹の橋
すべての扉開かれて
翔びたつ風を待っている
『虹の翼』の作詞にあたって 照井 翠氏
第一連:情熱的な青春のイメージ。
第二連:「虹のかけら」は、震災のメタファー(隠喩)であると同時に「夢のかけら」であり、青春の挫折を表す。挫折をしながらも挑戦し続ける若者のイメージ。
第三連:若者は挫折し、人生を見失いかけるが、諦めることなくもう一度夢を見ようとする。自らの夢や希望を実現するため、再び旅に出ようとするたくましい若者のイメージ。虹を越える時、若者の白い翼は虹色に染まり、輝くことだろう。