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天気に潜む科学に気づき学び防災につなぐ気象教育の理解増進

掲載日2018.5.29


名越利幸.png

教育学部 理科教育 教授
名越 利幸
【科学教育、気象・海洋物理・陸水学】

平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞
科学技術賞(理解増進部門)

 気象教育は、各地域の気象台などを中心に社会教育として活発に取り組まれてきましたが、専門家による学びは、難解な気象知識を単に安易にしたものが多く、子ども達の理解を促すものではありませんでした。そのため、気象現象への気づきの科学、気象の脅威、脅威から身を守る方法などを総合的に子ども達に身に付けさせる学びの場、理解のための新しい教材の開発が渇望されていました。
 本活動は、岩手大学地域気象観測システム「学校気象台」及び研究会を活用し、気象教育の普及に取り組んでまいりました。また、県内外の機関と連携を試み、大学の気象学・海洋学の研究者によるアウトリーチや小中学校での研究授業などを実施いたしました。一方、「3D飛び出せ温帯低気圧ペーパークラフトモデル」((独法)国立科学博物館共同開発)などの教材や、新聞連載記事「お天気博士の出前授業」((株)岩手日報)では現象の可視化を工夫しました。また、デジタル映像「Cubic Earth」((公財)日本科学協会)の出前講義では、空想の世界を論理的に考える教材化を目指しました。
 本活動により、気象教育の普及・理解増進において、市民、学校教育関係者、特に児童・生徒の気象への興味・関心、その学び、そして防災意識の高揚に寄与しています。

主要論文:「地域気象観測ネットワーク「学校気象台」-岩手大学発信地域連携事業-」,
天気:気象学会誌,vol. 60,p 57~63,2013年1月発表
主要著書:「気象の教え方学び方,東京大学出版会」,p. 217,1994年3月発刊

学校気象台
http://meteo.iwate-u.ac.jp/opening.html