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【プレスリリース】発熱植物Arum maculatumのシアン耐性呼吸酵素が温度依存的に分解されることを発見 -植物の新しい発熱制御メカニズムを示唆-

掲載日2020.10. 1


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次世代アグリイノベーション研究センター
伊藤 菊一
【分子生物学】

次世代アグリイノベーション研究センターの伊藤菊一教授らは、発熱植物Arum maculatumのシアン耐性呼吸酵素(AOX)をターゲットした生化学的解析から、AOXが特定のタンパク質分解酵素により温度依存的に分解される現象を見出しました。AOXは植物の熱産生に重要であることが知られていますが、今回の成果は植物の新たな発熱制御メカニズムの存在を示唆するものです。

本研究は100年以上の歴史を持つ生化学分野のトップジャーナルであるBiochemical Journal誌に掲載され、同誌の表紙にも採択されました。

なお、本研究の対象となったA. maculatumについては、宮澤賢治が1926年頃から使用していたとされる『Memo Flora手帳』に賢治の直筆で「Arum maculatum」との記載が見られます。A. maculatumの発熱現象の発見は1950年代であることから、賢治が本植物の学名を『Memo Flora手帳』に記載した頃はその発熱現象はまだ知られていませんでした。

【掲載論文】
論文題目:Degradation of mitochondrial alternative oxidase in the appendices of Arum maculatum

著者:Kikukatsu Ito, Takafumi Ogata, Takanari Seito, Yui Umekawa, Yusuke Kakizaki, Hiroshi Osada, Anthony L. Moore

掲載雑誌:Biochem Journal (2020) 477 (17): 3417-3431
DOI: https://doi.org/10.1042/BCJ20200515

表紙:Biochem Journal (2020) 477 (18)
https://portlandpress.com/biochemj/issue-covers