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【プレスリリース】卵子の活性化を抑える手法を開発 - 受精後の成長を妨げる受精前の活性化を抑制することにより、新たな体外受精技術等の開発につながる可能性 -

掲載日2022.2.18


概要

 岩手大学理工学部化学・生命理工学科の金子武人准教授および中川優貴特任研究員は、卵子の活性化を抑える手法を開発しました。
 通常、卵子は受精後に活性化、即ち、細胞分裂などが活発になる状態となりますが、卵子の中には受精前に活性化することがあり、その場合はその後受精しても正常に成長しにくいことがこれまで報告されていました。研究グループは、タンパク質を分解する酵素の働きを阻害する物質MG132が活性化を抑えることを発見し、受精前での卵子の活性化を抑えることを可能にしました。また、受精前に活性化した卵子は染色体が細胞質に分散するという異常がみられ、受精しても正常に成長できない原因の1つであることも明らかとしました。これらの発見は、ヒトを含めた哺乳類の新たな体外受精技術の開発および不妊症の解明、さらには絶滅危惧種の人工繁殖への応用が期待されます。
 本研究成果は、令和4年2月17日にシュプリンガー・ネイチャーのオープンアクセス学術雑誌『Scientific Reports』に掲載されました。

掲載論文

掲載紙:Scientific Reports
論文名:Treatment with MG132 prevents spontaneous activation of rat oocyte in culture and promotes embryonic development after intracytoplasmic sperm injection
著 者:中川 優貴 岩手大学理工学部化学・生命理工学科 特任研究員
    金子 武人 岩手大学理工学部化学・生命理工学科 准教授
公表日:2022年2月17日
URL:https://www.nature.com/articles/s41598-022-06714-6
DOI:10.1038/s41598-022-06714-6


本研究成果の詳細は、以下のプレスリリースをご覧ください。