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日本畜産学会第122回総会において日本畜産学会賞を受賞

掲載日2017.3.31

ニュース


2017年3月26日から30日に行われた日本畜産学会第122回総会(神戸大学)にて、岩手大学理工学部/連合農学研究科所属の福田智一(ふくだ ともかず)教授が日本畜産学会賞第107号を受賞しました。

日本畜産学会は、わが国における畜産学および畜産業の進歩・発展に資することを目的として、大正13年(1924年)に設立された歴史の長い学会組織です。2013年2月末現在の会員数は、正会員1,599名、学生会員391名、名誉会員40名、賛助会員63団体で、会員の所属は大学、国公立の試験研究機関および民間企業など、産・官・学の多分野にわたっています。

受賞題目は、
「被災動物の調査に基づくウシの筋肉内放射性物質濃度を推定する技術に関する研究」です。

内容:2011年3月の東北地方における巨大地震は福島第一原子力発電所事故を発生させ、環境中に大量の放射性物質の放出と多くの被災動物を発生させた。福田らは牛および豚を対象に研究を行い、警戒区域内の被災動物の安楽死作業に従事し、学術資料を採取した。牛を対象に体内の詳細な放射性物質の分布を検出した。測定した全ての臓器において、137Csおよび134Cs(放射性セシウム)が検出され、さらに肝臓で110mAg(放射性銀)が、腎臓にて129mTe (放射性テルル)が検出された。血液内の放射性セシウム濃度は筋肉内の放射性セシウム濃度と強い相関を示すことを明らかにした。さらに被災地の食肉の安全性を高めるため、新たに設定された暫定基準値(総放射性セシウム量で100Bq/kg)付近の検体を中心に測定した。その結果、暫定基準値付近においても血液から筋肉内の放射性セシウムの濃度に相関が存在することを示し、筋肉内の放射性セシウム濃度を推定できる可能性が示された。

http://jsas122.org

本件に関する問い合わせ先:
理工学部   細胞工学・分子遺伝学研究室   福田智一   tomof009@iwate-u.ac.jp