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お知らせ

人文社会科学部創設40周年記念講演会を開催しました

掲載日2017.10.31

ニュース


10月27日(金)、人文社会科学部の創設40周年を記念し、卒業生2名を講師に迎え記念講演会を開催しました。
平成6年卒業生で野上記念法政大学能楽研究所教授の宮本圭造さんは、「形のない文化の素晴らしさを岩手で知る〜鹿踊り・山伏神楽から能楽の歴史へ〜」と題し、雪国への憧れを抱いての大学入学や入学後の挫折、岩手の伝統芸能との出会い、奥浄瑠璃を題材とした卒業研究など、大学での様々な経験を経て能楽研究者の道へと進んだ経緯を紹介。南部藩における能楽の歴史や、大迫町に伝わる早池峰神楽など岩手の伝統芸能に関する研究内容にも触れ、復元可能な「形のある文化」に対し、容易には元に戻せない「形のない文化」について、岩手では災害などの影響を受けながらも、人々の強い想いによって受け継がれてきたことの重要性を伝えました。
また、平成26年卒業生で復興庁ボランティア・公益的民間連携班主査の佐々木葵さんは、「国家公務員として『復興』のためにできること」と題し講演。在学中に東日本大震災が発生、その後の委員会活動で沿岸部の新入生のために交流会を企画・運営した経験や、国家公務員となって1年半、地元岩手にいる同級生が復興のために現場で仕事をしている一方、自身は東京での業務に忙殺されている状況に違和感を持ち、自ら志願して復興庁へ配属された経緯などを語りました。復興庁での仕事では、同世代の若手の活躍を目の当たりにすると同時に、自身が「現実」から目をそらしていたことに気づき、現在担当する学生ボランティアや復興・創生インターンの活動推進を通して、多くの大学生が被災地を訪れ、世界を広げて「東北」との縁を結んでいけるようにしたい、と抱負を述べました。
記念講演会には人文社会科学部の学生も参加し、キャリアモデルとなる先輩の話に聞き入っていました。

本件に関する問い合わせ先:
人文社会科学部   学部運営グループ  
019-621-6704、6701   hsomu@iwate-u.ac.jp