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フキ・フキノトウの機能性研究が日本農芸化学会英文誌(BBB)論文賞を受賞!

掲載日2022.3.24

ニュース


(公財)岩手生物工学研究センターと岩手大学との共同研究によるフキ・フキノトウの機能性物質に関する研究論文が、日本農芸化学会(会員数約10,000名)の英文誌(Biosci. Biotechnol. Biochem.)の2021年BBB論文賞を受賞しました。
https://www.jsbba.or.jp/about/awards/about_awards_bbb_journal.html

<受賞論文>
A yeast-based screening system identified bakkenolide B contained in Petasites japonicus as an inhibitor of interleukin-2 production in a human T cell line, Biosci. Biotechnol. Biochem., 85(10):2153-2160 (2021)
https://academic.oup.com/bbb/article-abstract/85/10/2153/6319492?redirectedFrom=fulltext

<著者>
上杉祥太(筆頭・責任著者) 岩手生物工学研究センター 生物資源研究部 主任研究員
 [岩手大学大学院連合農学研究科修了(2016年)、岩手大学農学部・応用生物化学科・天然物生化学研究室(木村賢一教授)出身]
箱崎真友佳 岩手生物工学研究センター 生物資源研究部
菅野裕子 岩手生物工学研究センター 生物資源研究部
高橋穂乃香 岩手大学大学院 総合科学研究科
工藤唯 岩手大学大学院 総合科学研究科
木村賢一 岩手大学大学院 総合科学研究科
山田秀俊 岩手生物工学研究センター 生物資源研究部(現所属:帝京科学大学 生命環境学部)
矢野明 岩手生物工学研究センター 生物資源研究部 部長(いわて農林水産物機能性活用研究会会長)

<概要>
フキ・フキノトウの抽出物が、カルシウムシグナル伝達に関わる遺伝子変異酵母株(病気の酵母)を元気に生育回復させる活性(ヒトの病気の予防・治療効果が期待できる)を有することを見出しました。そして、活性物質をbakkenolide Bと同定し、アトピー性皮膚炎等の炎症に関わるサイトカインであるインターロイキン2の産生を抑制することを明らかにした内容です。1年間に掲載された239件の論文の中から、優秀な論文11件に選出されたものです。同研究グループでは、フキ・フキノトウに含まれるpetasinが、脂肪蓄積を抑制する作用を持つことも発見し、最近報告しました(S. Uesugi et al., Fitoterapia, 2022)。天然資源が豊富な岩手県の食材に関わる新たな付加価値を提唱する内容で、地域振興へ貢献する研究の益々の発展が期待されます。

本件に関する問い合わせ先:
農学部 応用生物化学科   木村賢一  
019-621-6124   kimurak@iwate-u.ac.jp