2025.03.19
なぜツキノワグマについて調べているの?ツキノワグマ研究会
ツキノワグマ研究会
全国的にも珍しいツキノワグマ研究会。どんな活動をしていて、なぜツキノワグマについて調べているのでしょうか。2023年には啓発イベントを開催し活躍の幅を広げるサークルの謎多き活動内容に迫ります。
どんな活動をしているのでしょうか?
クマ研 主に盛岡市の猪去地区で、クマの調査(踏査)と被害対策の活動をしています。調査では、フンや痕跡、クマが好きな木の実の作況を調べています。被害対策では、農園にセンサーカメラを設置して約2週間おきに確認する、動物が近づかないよう地区の方と年に3回草刈りをする、年1回報告会を開くといった活動があります。
活動で面白いこと、大変なことは?
クマ研 クマのフンが食べたものによって全然違うことは面白いです。例えばクワの実を食べるとフンはジャムみたいになり、いい匂いがします。クマは元々肉食系の動物で、植物性の食べ物を分解しきれないんです。大変なことを強いて言うなら、フンは一時的に自分の家の冷凍庫に保存するので、どんどん埋まっていくことでしょうか。
ツキノワグマ研究会の魅力!
クマ研 悩みを抱えた地区の人々と長く関わり、私たちが調べた情報を共有することによって、少しでも野生動物の被害が減ることです。加えて、クマはキャッチーなキャラクターとして使われることも多いのですが、案外知らないことも多いので、そんなことを発見できることも魅力かなと思います。
今後の目標を教えてください
クマ研 ひとつは、啓発活動を通して、多くの方々にクマのことを知ってもらい、クマとの人身事故や被害を減らす一助になることです。2023年には「クマ展」を初めて行いました。大変でしたが、意外とクマに関心を持ってくださる一般の方も多いと感じました。2023年は人身事故が多く起きたので、今後も継続して取り組みたいと考えています。もうひとつは、猪去地区で野生動物の被害を軽減できるように活動していくことです。近年増えているイノシシやシカなどにもアプローチしていきたいと思っています。
取材で見えたのは、野生動物への対策から地域課題の解決を図るという側面でした。自然に触れてみたい方だけでなく、地域の役に立ちたい方も、ぜひこのサークルを調べてみてはいかがでしょうか?
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