menu

お知らせ

【国際交流PRアソシエイトからの発信★もりおか歴史文化館見学】

掲載日2022.2. 7

ニュース


岩手大学国際交流PRアソシエイト李春潤さんの記事をぜひご一読ください。(言語:日本語、中国語)

もりおか歴史文化館見学

こんにちは。岩手大学総合科学研究科2年の李春潤です。先日、もりおか歴史文化館を見学しました。もりおか歴史文化館は盛岡市内丸にあり、盛岡城跡公園北東部の博物館です。もりおか歴史文化館は、旧岩手県立図書館の建物を改築し、平成23年(2011年)7月に開館しました。その建物自体がおもしろく、岩手山イメージの屋根は菊竹清訓氏が設計し、棟飾りは舟越保武氏が作りました。

盛岡歴史文化館は2階建てです。1階は観光交流ゾーンで、町なか情報センター、祭り企画展示室、祭り常設展示室、山車展示ホールの4つの部分に分かれています。観光交流ゾーンの見学は無料です。祭り常設展示室にはチャグチャグ馬コと盛岡さんさ踊りについてのものが展示されています。私はチャグチャグ馬コを見たことがありませんが、ここではきらびやかな装束をまとった馬コの模型があります。確かに普通の派手さではありません。モニターで盛岡さんさ踊りの映像を放映しています。コロナ禍の前に、盛岡さんさ踊りを見たことがあります。盛岡さんさ踊りの開催期間は盛岡一年の中で最もにぎやかな時期です。その規模の大きさ、雰囲気の熱烈さは日本中でも有数です。山車展示ホールには明治時代の山車と現代の山車があります。盛岡山車は盛岡秋まつりで最も重要な道具です。

2階は歴史文化ゾーンで、歴史常設展示室と企画展示室の2つの部分に分かれています。歴史常設展示室は、盛岡城築城以前、城下町盛岡、盛岡城と南部家、南部家ゆかりの品々、テーマ展示室、近代の盛岡への6つのテーマをめぐり、安土桃山時代、江戸時代、近代における盛岡の歴史を紹介しています。盛岡藩が成立以前の歴史が壁に詳しく記されており、また、巨大な新山舟橋が印象的でした。城下町盛岡についての紹介は絵巻シアターで、音声と映像を放映し、当時の城下町の風情を再現しています。南部家の武具、服装、文書、書画などの貴重な文化財も展示されています。どの展示品も精巧で美しく、江戸時代の優れた工芸を示しています。

現在、企画展示室には企画展「『雑書』の世界―家老が書き残した盛岡藩―」が開催されています。もりおか歴史文化館には『雑書』190冊が収蔵されており、今回はその一部が展示されています。これらの『雑書』は盛岡藩の家老が記録した政務日誌であり、歴史研究にとって大変貴重な資料です。例えば天明3年(1783年)の『雑書』には、この年の8月21日の盛岡城下町の米騒動が記されており、天明大飢饉期の盛岡藩の混乱を証明しています。このほか、盛岡城下の大洪水、岩手山の大噴火、盛岡城内の元旦行事などが記されています。

もりおか歴史文化館では安土桃山時代から近代にかけての盛岡を詳しく紹介しています。盛岡という伝統の街・お祭りの街を知りたければ、もりおか歴史文化館は絶好の場所です。皆さん、盛岡城跡公園で散歩するときは、もりおか歴史文化館に行ってみてください。きっと盛岡の歴史と文化について新しい認識を持つことができます。

参观盛冈历史文化馆

大家好。我是岩手大学综合科学研究科二年级的李春润。前几天,我参观了盛冈历史文化馆。盛冈历史文化馆位于盛冈市内丸,是盛冈城跡公园东北部的博物馆。盛冈历史文化馆是由原岩手县立图书馆的建筑改建而成,于平成23年(2011年)7月开馆。其建筑本身就很有意思,岩手山形象的屋顶由菊竹清训设计,屋脊装饰则由舟越保武制作。

盛冈历史文化馆共有两层楼。1楼是观光交流区,共分为市内讯息中心、祭典规划展览室、祭典常设展览室、山车展览厅四个部分。参观观光交流区是免费的。祭典常设展览室展示关于洽咕洽咕马儿节和盛冈三飒舞的内容。我没有看过洽咕洽咕马儿节,不过这里有一匹穿着华丽服装的马儿的模型,确实不是一般地花哨。显示屏上还放映盛冈三飒舞的影像。病毒大流行以前,我曾经看过盛冈三飒舞。举办盛冈三飒舞期间是盛冈一年中最为热闹的时候。 山车展览厅有明治时代的山车和现代的山车。盛冈山车是盛冈秋季祭典中最重要的道具。

2楼是历史文化区,分为历史常设展览室和规划展览室两个部分。历史常设展览室围绕盛冈城建城以前、城下町盛冈、盛冈城和南部家、南部家关联物品、主题展览室、通往近代的盛冈等六个主题、介绍了安土桃山时代、江户时代、近代的盛冈的历史。盛冈藩成立以前的历史很详细地记载在墙壁上,巨大的新山舟桥令人印象深刻。关于城下町盛冈的介绍采用了画卷剧场的形式,放映声音和影像,再现了当时的城下町的风情。南部家的武器、服装、文书、书画等珍贵文物也在展示之列。每一件展品都非常精美,显示了江户时代高超的工艺。

目前,规划展览室正在举办规划展"《杂书》的世界----家老写下的盛冈藩"。盛冈历史文化馆里收藏着190册《杂书》,此次展出的是其中一部分。这些《杂书》是盛冈藩的家老所记录的政务日志,对于历史研究来说是非常珍贵的资料。比如天明3年(1783年)的一本《杂书》中记载了这年8月21日盛冈城下町的米骚动,证明了天明大饥馑时期盛冈藩的混乱状况。此外,还有盛冈城下的大洪水、岩手山的大喷火、盛冈城内的元旦行事等记载。

盛冈历史文化馆详细地介绍了从安土桃山时代至近代的盛冈。想了解盛冈这座传统之城·祭典之城的话,盛冈历史文化馆是个绝佳的去处。各位,去盛冈城跡公园散步的时候,不妨去一趟盛冈历史文化馆,一定会对盛冈的历史和文化有新的认识。

現代の山車.jpg
現代の三車

チャグチャグ馬コ(模型).jpg
チャグチャグ馬コ(模型)

白羅紗地日の出紋陣羽織.jpg
白羅紗地日の出紋陣羽織

大悦物語絵巻.jpg
大悦物語絵巻

黒羅紗地唐獅子牡丹文二枚胴具足.jpg
黒羅紗地唐獅子牡丹文二枚胴具足

盛岡藩家老席雑書.jpg
盛岡藩家老席雑書

★★岩手大学国際交流PRアソシエイトとは?★★

岩手大学や岩手の生活の魅力について、留学生の目線から、世界に向けて多言語発信することを目的として活動する国際交流PRアソシエイトが活躍しています。