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【国際交流PRアソシエイトからの発信★】「高松公園と白鳥」 

掲載日2021.3. 8

ニュース


【国際交流PRアソシエイトからの発信★】

岩手の厳しい冬の中で、留学生は何に喜びを見出しているでしょうか?岩手大学国際交流PRアソシエイトの李春潤さんの記事をぜひご一読ください。(言語:日本語、中国語)

★★岩手大学国際交流PRアソシエイトとは?★★

岩手大学や岩手の生活の魅力について、留学生の目線から、世界に向けて多言語発信することを目的として活動する国際交流PRアソシエイトが活躍しています。

高松公園と白鳥

 こんにちは。岩手大学総合科学研究科1年の李春潤です。この冬、盛岡は例年に比べてずいぶん寒くなりました。大雪が何度も降りました。この厳しい天気の中で、恒例の娯楽があります。高松公園に白鳥を見に行くことです。

 公園は都市の心だという説があります。その通りだと思います。数年前、中国を離れて東京で再出発しようと思いましたが、なかなかうまくできませんでした。あの時、私は台東区のマンションに住んでいました。窓の外のスカイツリーは巨大な椎骨のように、建物が密集している東京の地表を突き上げているようで、どこかシュールな感じがあります。朝、私は山手線で学校に行きました。学校から帰ったら、いつも上野公園か隅田川公園で午後を過ごしました。

 東京から盛岡に引っ越すことにした時、盛岡のことを何も知りませんでした。入学手続きに来た時、新幹線を降りたばかりで、北国の冷たい空気を吸って、なんだかすっきりした気分になりました。盛岡は大都市ではなく、蜘蛛の巣のような電車や地下鉄の線路がないので、車がないと市内を回るのはちょっと不便です。ですから、散歩が好きな私にとって、一番よく行くところは高松公園です。

 高松公園には広い池があり、高松の池といいます。その歴史は盛岡城築城の前に遡ります。毎年の冬、百羽の白鳥が高松の池に来て越冬します。以前は動物園でしか白鳥を見たことがないので、高松公園の白鳥を初めて見た時は不思議でした。盛岡で二年以上過ごした後、私はすっかり日本での生活に慣れました。これは多くの人の助けだけでなく、高松公園での癒しのおかげです。

高松公园与天鹅

大家好。我是岩手大学综合科学研究科一年级的李春润。今年冬天,盛冈比往年冷了许多,下了几场大雪。在这严峻的天气中,有一项惯例的娱乐,那就是去高松公园看天鹅。

有这样一种说法,公园是一座城市的心灵,对此我十分赞同。几年前,我离开中国准备在东京重新开始,可是总也不顺利。那时我住在台东区的一栋公寓里。窗外的天空树如同一根巨大的脊骨,刺出建筑密集的东京地表,有几分超现实的感觉。早上我挤山手线去上学,放学回家后则经常在上野公园或者隅田川公园度过一个下午。

我决定从东京搬家到盛冈的时候,对盛冈还一无所知。我来办入学手续时,刚下新干线,呼吸到北国凛冽的空气,感觉到一种莫名的神清气爽。盛冈不是一座大城市,没有蜘蛛网般的电车和地铁线路,如果没有车的话,在市内游览并不方便。因此,对于喜欢散步的我来说,最常去的地方就是高松公园。

高松公园里有一片很广阔的湖叫做高松池,其历史可以追溯到盛冈城筑城以前。每年冬天,都会有上百只天鹅飞来高松池越冬。我以前也只在动物园看见过天鹅,因此第一次看到高松公园的天鹅时只觉得不可思议。在盛冈度过了两年多以后,我已经完全适应了在日本的生活,这不仅由于很多人的帮助,也因为高松公园的慰藉。

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岩手山
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高松の池
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神社
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白鳥
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白鳥とオナガガモ