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学長あいさつ

学長 岩渕 明
学長 岩渕 明

一歩進めたグローカルな大学づくり

 岩手大学は、第3期中期目標・中期計画期間の方向性として、(1)グローカルな大学を作る、(2)復興活動を継続する、(3)岩手大学としてのアイデンティティを涵養する、そして(4)地域を先導する、の4つを掲げています。
 岩手大学は国立大学法人化以降、地域の中核機関として地域とともに生きることを決意しましたが、地域に根ざしたローカルな視点に加え、グローバルな視点も兼ね備えた人材の育成を目指しています。これまで取り組んできた地域と協同で地域を学ぶ「地(知)の拠点形成事業(COC事業)」を継続し進展させると同時に、学生や教職員の海外派遣や留学生の受入を拡大することで、国際的な観点からものごとを考える感覚を持ち、地域社会の持続的発展に寄与する人材の育成を進めています。
 平成29年度、岩手大学は過去7年間にわたる復興活動を教育・研究に活かすために、大学院修士課程を大きく改組し、総合科学研究科を設置しました。震災復興は被災県である岩手県特有の地域課題ですが、岩手県における復興プロセスのアカデミックな解析は、同じ課題を抱える世界の各地に展開することが可能であり、世界標準の共通財産として、積極的に発信するべき成果です。その一環として、本年は震災復興・危機管理の国際会議を開催します。立教大学と共同で開設した陸前高田グローバルキャンパスでも、復興をキーワードとしたさまざまな活動を進めており、また、震災後に新設した水産系教育課程の実践的な教育研究環境を整備するために、平成30年度、地域の支援を受けて釜石キャンパスに教育棟を建設します。これまでの地域連携で培った成果でもあり、地域の中核機関として、教育研究の両面から、震災で被害を受けた岩手県の水産業の振興を支援する責任があると考えています。これらの活動こそ岩手大学が地域に根差しつつ世界をリードして取り組むべき活動と考えています。
 加えて、社会の有能なリーダーになりうる人材を輩出するためには、総合的な人材育成が重要です。特に、教養教育や専門教育といった正課活動、社会の様々なセクターと連携した社会活動、サークルやクラブ活動といった課外活動の3つの活動を柱とし、それぞれが活発化するよう、環境整備に力を入れたいと考えています。このことは、岩手大学のアイデンティティの醸成につながります。正課・課外を問わず、レベルの高い音楽・美術の文化的活動、あるいはスポーツの分野で、地域を先導することも重要です。また、留学生を含めた同窓生の母校への想いに応え、現在の岩手大学の活動状況を随時発信し、協力・支援を仰いでいくことも必要です。
 さらに、地域と協創し研究を進めることで、地域振興に貢献することを目的に、オープンイノベーションを行う銀河オープンラボと次世代アグリイノベーション研究センターを開設し、活動を開始しました。特に後者で
は、岩手の農業を変え、さらには日本、世界の農業の活性化へつなげていくために、岩手大学が率先して取り組んでいきます。
 国立大学をめぐる環境は年々厳しさを増しておりますが、「岩大一岩!(ガンダイイチガン)グローカル人材で未来創造!」をスローガンに、学生と教職員が一体となって邁進していきたいと思います。

略歴

昭和47年3月 東北大学工学部 卒業
昭和49年3月 東北大学大学院工学研究科修士課程 修了
昭和59年4月 岩手大学工学部 助手
昭和61年4月 岩手大学工学部 講師
昭和62年9月 岩手大学工学部 助教授
平成 3年4月 岩手大学工学部 教授
平成22年6月 岩手大学理事(地域連携・国際連携担当)・副学長
平成23年6月 岩手大学理事(総務・地域連携・国際連携担当)・副学長(〜平成26年3月)
平成26年4月 岩手大学工学部 教授(〜平成27年3月15日)

専門分野

トライボロジー、機械材料、機械加工学、金型工学

式辞・告辞

記者会見

「ガンダイニング」学長インタビュー