岩手大学では、「AI戦略2019(統合イノベーション戦略推進会議決定)」に基づき、「文理を問わず、すべての大学生が、初級レベルの数理・データサイエンス・AIを習得する」という国家戦略の達成に向けて、全学部学生を対象とした、リテラシーレベルの数理・データサイエンス・AI教育プログラムを令和3年度から実施しています。
本プログラムは、令和4年度に文部科学省から、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」認定制度による、リテラシーレベルの認定を受けています(認定の有効期限:令和9年3月31日)。
1年次前期に開講される教養教育科目「情報基礎」(全学必修科目2単位)を取得すること
※さらに、理工学部システム創成工学科電気電子通信コース及び知能・メディア情報コースの学生は、1年次後期に開講される専門教育科目「ソフトパス理工学概論」(学部必修科目1単位)を取得すること
情報基礎(2単位)
本学では、高度情報化社会において社会生活を営む上で必要となるコンピュータと情報処理に関する規則的な知識と技能の修得を目的として、文理を問わず、すべての学部において1年次前期に必修科目として「情報基礎」を学びます。授業形式は座学だけでなく、実際にパソコンを用いた実習を組み合わせた講義です。入学生の皆さんは、パソコン必携化に合わせ、Web Classを利用し、授業の質問やレポート提出などをネット上で教員とやり取りしたり、自分の学修成果、単位の修得状況、到達目標への達成度などを確認することになりますので、その観点からも重要な授業となります。また、特に令和3年度からは、数理・データサイエンス・AI教育の重要性に鑑み、その内容を充実させた内容となっているほか、入学前に情報系の科目に苦手意識のある学生にも、より理解しやすい授業内容となっています。
本プログラムの修了要件となっている「情報基礎」を2021年に受講した学生の満足度に係るアンケート結果は、次のページをご覧ください。
このアンケートにおいて、「履修してよかったか」を問う質問には、「そう思う(80%)」、「少しそう思う(18.8%)」と、98.8%の学生が履修してよかったと回答しています。また、「数理・データサイエンス・AI」が実社会と密接に結びついていること学ぶことができたといった自由記述が見られ、数理・データサイエンス・AI教育の重要性を伺うことができます。