【開催案内】国際シンポジウム「平泉と東アジアの政治拠点」 (2024.07.06開催)

掲載日2024.05.29
イベント

岩手大学平泉文化研究センターは、世界遺産平泉の世界史的価値を明らかにするため、岩手県と協定を締結し、平泉に関する共同研究を進めております。
このたび、標記テーマに係る岩手県との共同研究の最終年度における成果報告として、国際シンポジウムを開催することとなりました。

12世紀に奥州藤原氏が拠点とした平泉は、都市的な特徴を有するとともに、仏教思想が深く関わって造営され、現世に仏国土(浄土)を表したとされたことから、世界遺産一覧表にも記載されています。
本シンポジウムは、都市論と同様に重要な視点でありながら、これまで検討される機会が少なかった政治・行政拠点としての平泉の特質について、東アジアのさまざまな事例を通して、明らかにしようとするものです。

興味のある方はぜひご参加ください。

シンポジウム

日時

令和6(2024)年7月6日(土)10:00~17:00(受付9:30~)

会場

岩手大学教育学部1号館【A21】2階 北桐ホール
(岩手県盛岡市上田3-18-33)

対象

研究者および一般 100名程度

内容

  • 開会行事
  • 趣旨説明
  • 「政治拠点としての平泉の様相」
    報告者:櫻井友梓(岩手県教育委員会)
  • 「平泉以前の地方政治拠点 古代城柵から有力者居館へ」
    報告者:古川一明(元多賀城跡調査研究所)
  • 「平安京周辺の政治拠点―白河・鳥羽殿・法住寺殿・宇治―」
    報告者:杉本宏(京都芸術大学)
  • 「中国の政治拠点:遼上京、遼慶州、北宋宋開封、南宋杭州」
    報告者:劉海宇(山東大学)
  • 「政治拠点としての寺院成立とその背後の仏教思想―百済後期と高麗初期の例―」
    報告者:金天鶴(東国大学)
  • 討論
    1. 為政者の権力と財力を示す特徴的な構造物について
    2. 為政者の領域支配を正当化する象徴的な構造物について
    3. 為政者の居所・墓所・廟の関係について
  • 閉会行事

参加費

1,000円(資料代ほか)
※シンポジウム受付で現金にてお支払いください。

交流会

日時

7月6日(土)18:30~

会場

サンセール盛岡(〒020-0883 盛岡市志家町1-10)

参加費

6,000円
※シンポジウム受付で現金にてお支払いください。

参加を希望される方は下記フォームでご選択ください。
なお、当日など直前のキャンセルは固くお断り申し上げます。

申込方法

Googleフォーム にてお申込みください。
※申込締切:6月28日(金)

主催:岩手大学、岩手大学平泉文化研究センター、岩手県、岩手県教育委員会

本件に関する問い合わせ先
平泉文化研究センター 事務局  
019-621-6520
yoshisat@iwate-u.ac.jp