『賢治学+(プラス)』第3集(岩手大学 人文社会科学部【宮沢賢治いわて学センター】編)刊行のご案内

掲載日2023.06.29
ニュース

平素は「岩手大学 人文社会科学部 宮沢賢治いわて学センター」の活動へのご理解・ご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
当センターの第2回シンポジウムなどを特集した『賢治学+(プラス)』第3集が刊行されました。ご高覧いただければ幸いです。

◎岩手大学 人文社会科学部【宮沢賢治いわて学センター】編 『賢治学+(プラス)』第3集 【目次】

《巻頭言》
・横山英信「『賢治学+(プラス)』第三集に寄せて」 [3-4頁]

《特集「盛岡藩の言論と出版」》
・〈報告〉宮沢賢治いわて学センター第二回シンポジウム「盛岡藩の言論と出版」(木村直弘) [8-10頁]
・〈総評〉宮沢賢治いわて学センター第二回シンポジウム「盛岡藩の言論と出版」(脇野 博) [11-12頁]
*講演①「直訴と目安箱からみる盛岡藩政──南部利済の時代に注目して──」(兼平賢治) [13-26頁]
*講演②「盛岡藩における出版事業──盛岡・花巻・遠野──」(中村安宏) [27-36頁]
*シンポジウム「盛岡藩の言論と出版」
・〈ディスカッション〉(司会:脇野 博、シンポジスト:兼平賢治、中村安宏) [37-45頁]

《岩手大学人文社会科学部宮沢賢治いわて学センター研究会より》
・髙橋 愛「文学ツーリズムとその可能性」 [48-57頁]
・朴 鍾振「韓国における賢治絵本翻訳の展開──ヨユーダン出版社の〈宮沢賢治コレクション〉──」 [58-63頁]
・桑原尚子「国際開発・国際協力からみた宮沢賢治──「農民芸術概論綱要」から読み解く──」 [64-69頁]
・中里まき子+エリック・ブノワ「講演録「高村光太郎と宮沢賢治の喪のエクリチュール:『智恵子抄』仏訳体験に触れながら」」 [70-80頁]
・岩手大学人文社会科学部宮沢賢治いわて学センター研究会のこれまで [81-84頁]

《フォーラム「賢治学」》

〈エッセイ〉
・谷口義明「天文学者、宮沢賢治と遊ぶ──椀コの謎──」 [86-94頁]
・金野吉晃「賢治随想」 [95-100頁]

〈論文〉
・大野眞男「『春と修羅』第一集における括弧表現と語りの複層的構造に関する一試論」 [101-118頁]
・大沢正善「「風野又三郎」と『新編農業気象学』──宮沢賢治の高層気象学──」 [119-146頁]
・小松田儀貞「宮沢賢治の〈芸術〉──賢治という薬あるいは毒──」 [147-157頁]
・瀬川愛美「宮澤賢治のオノマトペとフランス語訳──「なめとこ山の熊」と Les Ours de la Montagne Nametoko──」 [158-172頁]
・木村直弘「デクノボーとしてのゴーシュ──愚者が智者となる〈革命〉をめぐって──」 [173-211頁]

《フォーラム「いわて学」》

〈エッセイ〉
・佐藤竜一「自転車を乗り回した漢学者・那珂通世──夏目漱石との接点をめぐって──」 [214-245頁]
・船場ひさお「岩手と横浜をつなぐ」 [246-250頁]
・前田千香子「公園林としての気仙茶の木々」 [251-255頁]
・寺崎 巖「いわてフィルハーモニー・オーケストラ」 [256-259頁]

〈論文〉・家井美千子「岩手大学図書館蔵『十和田山本地由来記』テキストの特徴」 [260-283頁]

〈編集後記〉 (木村直弘) [285-286頁]

盛岡:杜陵高速印刷出版部
2023年6月20日発行
ISBN:978-4-88781-146-1 C1091
定価(本体1800円+税)

本件に関する問い合わせ先
岩手大学人文社会科学部  宮沢賢治いわて学センター  (担当:木村直弘)
Phone:019-621-6672/Fax:019-621-6715
E-mail:kenji■iwate-u.ac.jp(■を@に置き換えてください)