2023年9月16日~17日に神戸大学で開催された日本育種学会第144回講演会において、総合科学研究科農学専攻植物生命科学コース2年の黒坂絵美さんの口頭発表が優秀発表賞を受賞しました。
H3K27me3レベル改変によるOryza sativa×O. australiensisの雑種胚乳における生殖的隔離の打破
黒坂 絵美¹、中山 怜南¹、古海 弘康²、佐藤 豊²、木下 哲³、畠山 勝徳¹、殿崎 薫³
(¹岩手大・農、²遺伝研、³横浜市大・木原生研)
異なる種の作物の間で交雑を行っても、生殖的隔離によって胚乳発生に異常が生じ雑種の形成が阻害されます。これは種間交雑による品種改良を行う上で大きな障壁となります。本研究では、DNAのヒストン修飾機能を欠損したイネ突然変異体を用いた野生イネとの種間交雑実験を行い、DNAのヒストン修飾レベルを低下させることで胚乳での生殖的隔離を打破できる可能性を示しました。
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