
2025年12月4日、からすま京都ホテルで行われた授与式において、教育学部 国語教育科の金 鑫 准教授が第三十五回「蘆北賞」奨励賞を受賞しました。
「蘆北賞」は、一般財団法人橋本循記念会によって、中国文学/中国史/中国思想・芸術の三分野の優れた研究業績に対して贈られる学術賞で、「蘆北」の名は、橋本循博士の雅号に因むものです。
橋本循記念会は、永年中国文学の研究に従事され、多くの優れた実績を挙げられた橋本循先生(立命館大学名誉教授)の遺徳を偲び、その遺志を継承して中国を中心とした東アジアの学術文化の発展に寄与すべく、博士のご令室橋本ゑん夫人のご寄付により設立された財団です。
中国古典詩文における「猿鳴」――山の奥から文人の世界へ――
猿の鳴き声は、李白「早発白帝城」の「両岸の猿声 啼いて尽きず」や杜甫「登高」の「風急に天高く 猿嘯哀し」など人口に膾炙する漢詩に歌われ、中国古典文学においてよく知られた題材であるが、従来これを正面から取り上げて論じられることは稀であった。本論は、中国古典詩文の「猿鳴」を専門的に取りあげた画期的な論文である。文学史の流れに沿って作品を綿密に分析し、またオランダの東洋学者のファン・フーリク(高羅佩)の研究など内外の先行研究も十分に吸収し、「猿」「猿鳴」のイメージと文人の精神世界の変遷を解明しており、中国古典文学の研究、また日本漢文学にも寄与する有益な論文として高く評価しうる。
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