
国立大学法人岩手大学(学長:山本欣郎)の研究者9名が、米国スタンフォード大学の研究チームが2026年10月7日に更新・公表した「World's Top 2% Scientists List(世界トップ2%研究者リスト)」に選出されました。
本リストは、Elsevier社の学術文献データベースScopusを基に構築された「Updated science-wide author databases of standardized citation indicators(標準化された引用指標に基づく科学著者データベース)」に基づき作成されるもので、各学術分野において学術的影響力の高い世界上位2%の研究者を選出したものです。
今回、本学からは研究者としてのキャリア全体における研究業績を評価する「Career-long(生涯の研究業績)」に9名の研究者が掲載されました。また、直近1年間の研究業績を評価する「Single-year(単年度の研究業績)」には、農学部生命科学科(分子生物機能学)のラーマン・アビドゥル教授が掲載されました。
特に、ラーマン・アビドゥル教授は、Single-yearに2023年から2026年まで4年連続で選出され、またCareer-longとの両方に掲載されており、長年にわたる研究成果に加え、現在も国際的に高い研究インパクトを有する研究活動が評価されたものです。
このたび、本学の研究者9名が世界トップ2%研究者リストに選出されたことを大変誇りに思います。
今回の選出は、それぞれの研究者が長年にわたり積み重ねてきた研究成果が国際的に高く評価されたものであり、本学の研究力を示す大変喜ばしい成果です。
岩手大学は、地域に根差した大学として地域課題の解決に取り組むとともに、国際的な学術研究の発展にも貢献することを目指しています。今回の選出は、本学における研究活動の成果が世界の研究コミュニティから高く評価されたことを示すものであり、大変意義深いものと受け止めています。今後も研究者一人ひとりの挑戦を支援し、地域社会と国際社会の双方に貢献する研究成果の創出に努めてまいります。
このたび、「Career-long」及び「Single-year」の両ランキングに掲載されたことを大変光栄に思います。
今回の評価は、これまで研究を共に進めてきた国内外の共同研究者の皆様、学生の皆様、そして研究活動を支えてくださった多くの関係者の皆様のご支援によるものです。
私はこれまで、環境変動が植物の成長や発達にどのような影響を及ぼすのかを解明するとともに、持続可能な農業生産を支えるために、非生物的ストレス(気温や乾燥、土壌成分などの生物以外の環境要因によって生物が受けるストレス)に強い植物を開発する技術の研究に取り組んできました。
今後も研究を通じて食料生産の安定化や持続可能な農業の実現に貢献するとともに、次世代を担う研究者・学生の育成にも力を尽くしてまいります。
<参考>
「World’s Top 2% Scientists List」について
World’s Top 2% Scientists Listは、スタンフォード大学の研究チームがElsevier社の学術文献データベースScopusを用いて作成している研究者リストです。
ランキングには、①Career-long(生涯の研究業績。研究者としてのキャリア全体を通じた研究成果や学術的影響力を評価するもの)、②Single-year(単年度の研究業績。直近1年間における研究成果や学術的影響力を評価するもの)の2種類があり、世界中の研究者の研究インパクトを客観的に示す指標として広く活用されています。